介護士を目指す人や転職活動をしているとどうしても避けて通れないのが「面接」です。
採用担当者からの質問の中に突拍子もないことや返答に困ること、また圧迫面接と感じる内容もあります。
特に介護業界は他の業種と違って書類審査よりも実際に対面してコミュニケーションからの判断を重視する傾向にあります。
これは、サービスを受ける側が人であることと、集団の中で仕事をこなしていかなくてはならない内容なのでどうしても集団の中で適している人材かを見極める必要があるからです。
資格やスキルも重要ですが、それ以上に「人となり」というものが施設全体に及ぼす影響の方が大きいという理由です。
たとえば、介護の関係ないと思われるような質問「自分を動物・植物にたとえてください」と聞かれたケースもあります。
このような予想外の質問に対応するポイントは、採用者がした質問の意味や意図を察することが求められます。
さきほどの質問はつまり「あなたのキャラクターはなんですか」という意図からされています。
こういう場合には自分のポジティブな面を表現できる動物は何かを考えます。
そしてその動物を選んだ根拠や何かエピソードなどがあればそれも交えて説明をすると良いでしょう。
また、「これは圧迫面接だ」と感じた場合の対応は、笑顔と冷静さを保つことがポイントとなります。
この意図は、志願者のストレス耐性度や、「本当にうちで働きたいのか」を見極めるためにされることが多いからです。